2011年6月アーカイブ

ネズミや野鳥が媒介する吸血性のダニ

気密性、保湿性の高い建物や地下街などで、
動物に寄生して吸血するダニがいます。
トゲダニ亜目オオサシダニ科のイエダニトリサシダニです。

これらは動物に寄生し、吸血することで生きているのですが、
人が咬まれると赤くただれたり、痒みが残ります。

吸血されると、大きいもので直径約10mmもの皮疹が出来てしまう場合があります。

全身に皮疹することのあるシラミダニ

ケダニ亜目に分類されるシラミダニは、人に激しい痒みを与えるダニです。
室内で発生するものではなく、昆虫に寄生しているので、そこから持ち運ばれる場合があります。

昆虫から吸血するのですが、基本的に人に対しては吸血しません。
ただし、偶発的に体液を吸おうとすることがあり、その場合はツメダニ以上の痒みと赤色丘疹を起こす場合があります。


ホコリダニは、冬期に大量発生する場合がある

ホコリダニは、体長が0.1mmと非常に小さく、肉眼で見つけるのは困難なダニです。
ツメダニと同じくケダニ亜目に属します。
農作物を加害するダニとして有名で、果樹の葉、植物の芽、稲わらなど、多くの植物に寄生して加害します。

しかし、屋内塵性のダニとして、室内で発見されるものもあります。

意外な所に潜むカビが、命を脅かす!

梅雨の時期になると発生しやすいカビ。
掃除をしてもすぐに発生してしまいます。
放っておくとダニの餌になってしまうので、ダニも繁殖してしまう厄介者です。

そして、カビの胞子は目に見えなくてもそこら中を飛んでいます。
カビの胞子が増えすぎて、それを大量に吸い込んでしまうと、
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症という、
気管支に炎症が起きる病気になってしまう可能性があります。

炎症が起きてしまうと、徐々に気管支や肺の機能が失われ、呼吸困難になることもあり、
最悪の場合は死にも至ってしまいます。

2011年6月21日放送の「たけしの家庭の医学」は2週に渡ってのダニ・カビ対策でしたが、
今回はカビがテーマで、アスペルギルス症についてと、
掃除をしていてもカビが潜む意外な場所について紹介されていました。

プールで発生するプールダニとは?

学校やスイミングスクールなどで使われるプールは、塩素消毒を行っていますし、
そのようにすることが法律により義務付けられています。

しかし、それだけでは安心できません。
プールの中にはプールダニがいて、それが水泳競技者の喘息やアトピー性皮膚炎などの
アレルギーの原因になっているのです。

激しい痒みを引き起こす ヒゼンダニ

人に寄生して、疥癬(かいせん)症という激しいかゆみを引き起こすダニがヒゼンダニです。

種類はコナダニ亜目のヒゼンダニ科に分類され、
人から人への感染力が強く、病院や養護施設、老人ホームなどで集団発生する場合があります。

食料庫に潜むダニの恐ろしさ

ダニは湿気が多い場所で繁殖しやすく、
人間のフケやホコリ、食べカスなどを餌として好みます。

このような場所と言えば、ベットや押入れ、飼っているペットなどが代表的ですが、
見過ごされがちな場所があります。

それは、キッチンの食料庫や調味料庫です。

東京環境アレルギー研究所の調べによると、
一気に大量のアレルゲンを吸い込むことによる急性のショック症状、
アナフィラキシーを発症した患者の食料庫には、
アレルギーを起こす基準値の40倍ものダニが見つかるそうです。
(厚生労働省のダニの安全基準は1平方メートルあたり100匹以下)

食料庫に保存しているうま味成分を含んだ食品は、ダニの大好物で、
人の衣服やスリッパなどにくっついてきたダニが、
臭いを感知して食料庫に忍び込み、繁殖していきます。

みんなの家庭の医学 ダニ・カビ徹底対策SP

2011年6月14日放送の「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」は、「家の意外な所に潜む【ダニ・カビ】徹底対策SP」でした。
2週連続のスペシャルです。

当サイトでも、梅雨の時期から夏にかけては特に注意を促してきているのですが、その理由は、梅雨の時期にダニの繁殖条件が整い、夏に向けて大発生するからです。

みんなの家庭の医学が2週連続で放送するのも、
それだけこの時期にするべき話題だからでしょうね。

ダニの繁殖条件は、温度、湿度、栄養、空気(酸素)が関わっています。
この条件が揃いやすいのはこの時期から夏にかけてです。

なので1年の中でもこの時期は特に気をつけなければいけないのですが、
ダニ対策の難しさは、ダニが見えないというところ。

知らないうちに吸いこんでいるのですが、アレルギー反応が現れるまで気づきません。
なので、急にアレルギー反応が現れたかのように思ってしまうわけです。

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