マダニを媒体とするSFTSウイルスとは?

1月末に山口県の女性がダニを媒体とするウイルス感染で死亡したのが話題になっています。
この感染症は新種のもので、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスと呼ばれています。
SFTSウイルスによる感染死は国内で初めての事例だったんですね。

それから2月末時点で5人の感染死が確認されました。

SFTSは2009年に中国で初めて発生し、2年後の2011年にウイルスが特定されました。
なので、まだまだ情報が少なく、予防のための有効なワクチンもないんですね。

そして日本で感染死された方は、死亡から数ヶ月経っている方ばかりで、ダニに刺された痕は見つからないのですが、中国ではマダニの一種であるフタトゲチマダニと特定されています。

このことから、亡くなられた5人の方は、海外で感染してきたのでは?と思いがちですが、そうではありません。
最近の海外渡航歴はなかったのです。

日本国内でウイルスに感染したと考えられていますので、私達も気をつけなければいけません。

SFTSウイルスに感染した時の症状

SFTSウイルスの潜伏期間は6日~2週間。

症状としては発熱倦怠感食欲低下消化器症状リンパ節腫脹出血症状といったものが見られるそうです。
風邪のような症状なので、間違えそうですね。

致死率は10 数%といわれています。

どのように予防する?

マダニ類は通常、家の中にいるものではなく、森林や草地等、野外に生息しています。
吸血前で3~4mmと、ダニとしては比較的大型の類です。
日本では全国的に分布しているので、全国どこでも発生し得る感染症です。

詳しくはこちら⇒屋外から入ってくる吸血性のダニ、マダニとは?

そして、都会の草むらにも生息しているので、都会の人でも犬の散歩をしてマダニに刺される可能性はあります。
特に、春から秋にかけて活動が活発になるので、この季節は注意したいですね。

予防法は、現在ワクチンがないので、噛まれないようにすることしかありません。

森林や草むら、藪などに入る場合は長袖、長ズボンを着用し、肌の露出を少なくしましょう。
また、虫よけスプレーをふりかけておけば、地面からの侵入はある程度防げます。
そして帰宅したら家に入る前に服についたものをしっかり落として下さい。

ペットがいる場合は、散歩後のブラッシングも行って下さい。

感染者がいる場合は、人から人への感染はほぼありませんが、血液、体液、排泄物との直接接触は避けましょう。

マダニに刺されたらどうする?

マダニは長時間(数日から、長いもので10日間)吸血しますが、刺されたからといって、無理に引き抜こうとしてはいけません。
マダニの体と、マダニが皮膚に刺しこんだ部分(口器と呼ばれる器官)が引きちぎれて、口器が体内に残ってしまいます。

体に残ると炎症を起こす可能性がありますので、できるだけ病院で取り除いてもらって下さい。

そして、その後発熱が認められた場合も病院を受診しましょう。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について | 厚生労働省

ダニ駆除対策

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